パワーリハビリ

nurse パワーリハビリのポイント

パワーリハビリとは、「力」を意味するパワーではなく、英単語の「Produce Outcome to Worthwhile for Elder Re-activation」(仕事率)の頭文字をとった名称です。

point1

老化に対するリハビリテーションです
パワーリハビリテーションは、老化や器質的障害により低下した身体的・心理的活動性を回復させ、自立性の向上とQOL (クオリティ・オブ・ライフ)の高い生活への復帰を目指すリハビリテーションの新しい手法です。
日本でリハビリの専門職の手によって開発された、マシントレーニングを中心とした運動プログラムであり、各地で目覚ましい成果を上げています。まさに、「老化に対するリハビリテーション」といえます。

point2

軽負荷でのマシントレーニングです
目的は筋力強化ではありません。マシントレーニングを軽負荷で行い、全身各部の使っていない筋を動かします。
それにより、「すたすたと歩けるようになった」というような動作性・体力の改善、「外出するようになった」といった心理的活動性の改善が得られます。このトレーニングが心臓に与える影響は「入浴」よりも軽いものです。

point3

行動変容をもたらします
身体の動きが良くなった、疲れにくくなったなどの動作・体力の改善により、自信が生じ、行動の変化が生まれ、また、軽い有酸素運動により「うつの改善」など心理的効果も見込めます。
パワーリハビリテーション実施後に趣味であった社交ダンスや登山、絵画を再び行うようになったなど、数々の行動変容が報告されています。

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病気に対する成果
パワーリハビリはさまざまな疾患(脳梗塞、パーキンソン病、認知症など)に対して効果が実証されています。

ローイング

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姿勢の改善、肩甲骨周囲の可動性と安定性の向上に効果的です。

トーソフレクション

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起立 着席動作の改善に効果的です。

レッグプレス

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起立 歩行の安定性、膝関節周囲の動作向上に有効です。自身の体重負荷をかけることなく、起立訓練ができます。

バイオステップ

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心肺機能の改善、立位 歩行の安定に効果的です。

マシントレーニング以外の運動

平行棒を利用した歩行訓練

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歩行時のふらつき防止のため行います。両手で平行棒をつかんで行うため、安全に歩行訓練が行えます。

セラバンド

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マシントレーニングでは動かせていない箇所の筋力維持・改善のために行います。

つり輪(滑車)

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負荷のない滑車を利用した運動です。背筋と両腕を伸ばして肩甲骨の可動域を広げる効果があります。

ストレッチ

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傾斜板を利用して、ふくらはぎを伸ばす運動です。傾斜板の角度は自由に選ぶことができます(10 度~30 度)。

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